2018年10月11日

[TI18]#6 テーマを設定する+計画を立てる

これまでのワークショップや考察を踏まえて、各チームごとひとつのテーマを設定する。
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調査対象エリア『西荻窪』

西荻を冠した町名には西荻北一丁目から五丁目と、西荻南一丁目から四丁目まであるが、そのほか近隣の松庵、善福寺、宮前も汎称地名としての西荻窪の範囲に含まれることがある。住居区域上はJR東日本中央線西荻窪駅を中心に都道113号(女子大通り)と善福寺川を北縁とし、五日市街道を南縁とする。(wikipediaより)
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キーワード『気』

辞書を引くと「気」という言葉の意味が多様に広がっていることに気付く。おそらく、生物がこの環境に生きる本質的な原理に近い何かに触れる一文字なのだろう。それゆえ「気」を含む熟語の意味の広がりも面白く、この言葉が我々が環境としての街を読むためのきっかけを与えてくれるに違いない。
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2018年10月04日

[TI18]#5『書を捨てよ町へ出よう』西荻窪 フィールドワーク

いよいよ今年度の調査対象地域『西荻窪』のフィールドワークである。

調査対象地域[西荻窪]において、キーワード[気]から呼び起こされる興味、気付き、 雰囲気、素材、装置、活動、印、状況等を写真撮影によって取材する。 各自が街=[西荻窪]を読むための言葉となりうる街の中の「何ものか」を発見する。 これを基にチームごとに今回の研究のテーマとなるひとつの方針を導く。

9:30     JR中央線「西荻窪」駅 改札外に集合 出席を取って、資料配布、それぞれのチームごと散策へ 西荻窪周辺の観察
10:30 「松庵文庫」前に再集合(下記参照) 「西荻窪」とキーワード「気」についての考察  呼び起こされた興味、気付き、発見の報告
11:30   解散

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■ 街の構成要素から
土地の高低 水の流れ 空気の流れ 生
物の環境
歴史 (産業/文化)
都市インフラ (電気/水道/ガス/電車/道路/公共施設) 
人の生態 

■ ケビン・リンチ【都市のイメージ】の視覚的な構成要素
1. パス Paths: 道路
2. エッジ Edges: 縁
3. ディストリクト Districts: 地域
4. ノード Nodes: 接合点、集中点
5. ランドマーク Landmarks: 目印

■ 直交軸
vertical 鉛直視線…………世界視座
horizontal 水平視線…………私視座

■ 観察者の位置
私は何処にいるのか?

■ 短い時間永い時間
秒から宇宙年まで

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Gallery & BookCafe[ 松庵文庫 ]
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2018年09月27日

[TI18]#4 調査対象地域『西荻窪』を深める

キーワード「気」を磨いた先週に続き、今回の検討は調査対象地域の「西荻窪」についてである。フィールドワークを行って初めてリアルな発見が生まれるのが本来の姿であるが、この演習では、机上の考察から始め、それが現場で反転する気付きこそが大事なポイントとなっている。

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今や机上の資料収集ではなく、手の中のスマホから流入する情報の時代である。昔に比べれば遥かに豊かな情報が何処にいても手に入る。

西荻窪が「30代おひとり様」を惹きつける理由__女性の住みたい街は学歴や子の有無で激変!

2年前の東京経済の記事が見つかった。限られた調査データから読み取れる気付きを読者に注目させるために演出を含んでのコピー的タイトルだ。でもある意味的を得ている。街は多様な顔を持ちつつ、環境総体として独自の雰囲気を醸し出している。その30代おひとり様だけでなく、誰がどう感じるのかであるが、まずは、そういう情報環境の中で西荻窪とはどんな街かを想像してみることから初めたい。
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今回の検討はくじ引きで決まった4つのチームで進めることにした。

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2018年09月20日

2018年度調査対象エリア=西荻窪

西荻を冠した町名には西荻北一丁目から五丁目と、西荻南一丁目から四丁目まであるが、そのほか近隣の松庵、善福寺、宮前も汎称地名としての西荻窪の範囲に含まれることがある。住居区域上はJR東日本中央線西荻窪駅を中心に都道113号(女子大通り)と善福寺川を北縁とし、五日市街道を南縁とする。(wikipediaより)
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[TI18]#3 Workshop でキーワード「気」を磨く

今年度のテクストインフォメーションのキーワードは「気」である。
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漢字一文字を統一のキーワードに持ってくる試みは、これまで10年続いている。毎年12月に清水寺で発表する日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」を思い起こすかもしれないが、一年を振り返りその中の出来事から漢字一文字を探っていくというこのキャンペーンとは逆の方向で、ある漢字一文字による意味の領野が調査研究する複数のチームの共通のキーワードになる。このキーワードによって全体の統一感を生み出すことが狙いである。
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ここで選ぶキーワードは、街を読むための発想を喚起させるために重要である。我々は言葉を持っている。言葉を使ってコミュニケーションし、自分の頭の中でも言葉を使って思考している。そしてあるいくつかの言葉が人と世界を繋ぐための重要なカギを握っている。石器時代の貴重な道具としての石のナイフのように、言葉に埋もれた思考の中に、相当の切れ味を持って存在する言葉がある。その視座から今年度選んだ漢字「気」の持つ意味は広い。「気」という言葉は、生物がこの環境に生きる本質的な原理に近い何かに触れる一文字なのだろう。それゆえ「気」を含む熟語の意味の広がりが面白い。我々が町を読むためのきっかけを与えてくれるに違いない。

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2018年09月13日

[TI18]#2 My Favorite Design+「ことば」を考える

これも毎年行うプログラムだけれど、今年ちょっと変更したところがある。これまで、自分の気に入っているものをプレゼンする「My Favorite Things」として繰り返してきたけれども今年からこの選択の幅を狭めて「My Favorite Design」とした。デザインに関わるコト、モノを改めてみんなにプレゼンして見る試み。
テクスト インフォメーションでは12月の合評会でグループごとに行う最後の「発表」が とても重要です。 予め簡単なプレゼンテーションで練習しておきたいと思います。 その内容は、自分のFavorite Design をみんなに紹介する…ということ。 My Favorite Designとは自分が気に入っているデザインという意味です。 形のあるもの触れないもの、大きなもの小さなもの、デザイナーの作品 デザイングループの活動、大規模な計画から些細な出来事まで どんなデザインでも構いません。 来週の授業時間のなかで、My Favorite Design=「自分のお気に入のデザイン」を用意して、 3分の持ち時間の中でそれがどんなに素晴らしいデザインなのかをみんなに 説明=プレゼンテーションしてください。良く知っているものだから簡単に説明出来そうで、 その魅力の本質を伝えるのは結構むずかしい…そういうトライアルです。
確かにThingsのほうが意外性があって、面白いところもあるのだけれど、Designこそが、今語らなければならない内容であると思うのである。それぞれの生活の中から見通したお気に入りのデザインとはなんだろうか? そして、それは少なからず各々が目指すデザインに重なるところがあるだろう。まずこれを共有してみよう。


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2018年09月06日

[TI18]#1 概要解説 テクストインフォメー ションの意図と狙い +世界と私の関係

2018年度の武蔵野美術大学基礎デザイン学科3年生の選択必修科目デザイン演習1d『テクスト インフォメーション』が始まった。初回前半は、この演習の目的と概要および、そもそもの『テクスト インフォメーション』の意味について解説した。

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後半「私と世界の関係を図示してください。」という設問の答えを持って、それぞれの学生がこれを投影し解説する。この設問は毎年このタイミングで受講生に配っているが、今年も各々のイメージの広がりを表しつつ、同時に図示のどこかに通底し流れる何らかの普遍性を見出す。その組み合わせに再度無限の可能性を垣間見る。
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2018年04月07日

基礎デザイン学会ニュースレターNo.1

テクストインフォメーションについて詳しく紹介した基礎デザイン学会のニュースレターNo.1『街を読む』は研究室に在庫がたくさん在りますので欲しい学生は申し出てください。

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2018年03月30日

テクストインフォメーション2018 オリエンテーション

2018年春。急に気温が上がって、関東地方の桜は一斉に開花。

4月からは新年度で、武蔵野美術大学基礎デザイン学科3年次の選択必修科目のオリエンテーションが始まります。ここでは、その中のひとつのカリキュラム「テクスト インフォメーション」について解説します。

テクストインフォメーションの演習の意図

この演習は「街」を読むことを目的としている。街を読むとは何を指し示しているのか。様々な要素によって織りなされたひとつのテクストとして街を捉え、その環境を語る言葉の構造を見つけ出し、再びその言葉によって街を記述する。それは都市計画や建築、設備等の予め設計された意図を一旦外し、ひとつのキーワードを道具としつつ、生物の「生態」を分析するように環境に蠢くヒト+モノ+コトの関係性を改めて発掘する試みでもある。そこからは、街に生きられた各々の関係性を語りうる記号群が、デザインのための新たなインフォメーションとして再発見されるはずだ。このように「テクスト論*」が捉える対象を「文章」から「街」へと拡張して環境の本質を理解する調査とそこから導かれる表現の演習である。またこの演習を通して、生活者からのデザインの課題解決に向けた新たな視座の獲得が可能になると同時に、グループワークの中でのテーマの設定、フィールドワークからの素材収集、解析、さらに表現としての空間展示、そのプレゼンテーションに至るまでの一連のプロデュースを体験することが出来る。

テクスト論=文章を作者の意図に支配されたものと見るのではなく、あくまでも文章それ自体として読むべきだとする思想のこと。

ということになるのだけれど、日常の思考回路とはちょっと違う道順を辿って行かないとこの解釈は難しいかもしれない。なので、詳しくは4月6日(金)10:00からのオリエンテーションで直接お話しします。よろしく。
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2018年02月27日

RETROACTIVE BOX 2018

紙の黄変は、木材パルプに含まれる成分「リグニン」が光や酸素、熱などの影響を受けて変質することによって起こる。また不完全な現像処理だった銀塩写真は、やはり永い時間を経て黄変する。だからこの黄ばむイメージは、人が古い書籍やかつての写真を手にする度に刷り込まれ、時代を感じさせる性質を宿すことになる。

一方でデジタルデータとして格納された画像や映像は、繰り返し呼び出され、モニターに映し出されるそのイメージは基本的に劣化しない。それらのデジタルイメージに、古いものへのあこがれや、風雪に耐えた堅牢さ、あるいは歴史的な重みを与えるためには、この時間を遡る「黄変」能力こそが有効である。

この箱に収められる2018年に撮影した写真は、すべてスマートフォンのアプリで「黄変」させたフェイクである。箱の中身を覗きこむとき、観察者の頭のなかには未来の時空が生まれ、かつて在った風景としての2018年現在という過去を見ることになる。

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